ミーティング矢本の流儀BLOG

店長や部門長を集めて話す効果的なミーティング術

こんにちは ミーティングコンサルタントの矢本です。
昨日は長野のエステグループのクライアント先に伺ってのミーティングでした。

横軸ミーティング1     各店の店長を集めてのミーティング

各店長や部門ごと所属長を集めてのミーティングや会議、やっている会社も多いと思います。
でも、その時間を上手く活用出来ている会社はどれくらいあるのかな。。。

もったいないなと感じるパターンは…例えば

各店長(所属長)が「先月の結果」「今後の方針」…そんな決まった内容を順番に発表。
ガンガン質問したり、話したりしているのは営業部長や社長だけ。
他の店長(所属長)は黙って聞いている。

そんな光景のミーティングありませんか?

もっと細かく心理状態を読み取ると、営業部長や社長は他の店長(所属長)にも、もっと話に加わって欲しい。お互いにもっとつっこんだ提案をして欲しいと思っている。
でも、実際は各店長(所属長)は自分の所でいっぱいいっぱい。ほかのお店(部門)に首を突っ込まない代わりに、逆にに自分の所で突っ込んで欲しくない。
そして発表している店長(所属長)は、そっと嵐が過ぎ去るのを待っている(笑)
結果、話しているのは社長と営業部長だけ…。

こうなるとせっかく忙しい中、集まっているのにもったいないですよね。

なんでこうなってしまうのか?
「全社視点で課題を考え、横軸でサポートする仕組みが会社にないから」です。

じゃあ、どんなステップ(質問)で仕組みとして話し合ったらよいのか?

今までどおり、簡単に各店の状況報告をしたあと、
1.全社として今一番重要な問題は何なのか?と優先順位の高い課題の共有する(決める)
2.1に対し、どんな解決策があるのか?考える
3.1に対しプラス、各自のお店・部門がサポートできることは何のか?
 (自分自身ができることは何なのか?))

こういったステップで全社視点でひとつ課題を取り上げ、解決に向けて話し合うミーティングがオススメです。

組織図に頼った「縦割り中心のマネジメント」ミーティングだと…

・課題A:人が辞めて代わりの人が採用できない
・対策1:引き続きA店だけが頑張って採用活動と教育をトライしていく

・課題B:B店の営業の成約率が悪い
・対策1:店長がもっとしっかり部下を指導する

ミーティングとしては社長が「A店の課題に対して●●や□□というやり方もあるよね?もっと頑張るように!」
A店店長「はい、●●で頑張ります!」と。

縦割りのみのマネジメント仕組みだとミーティングの流れはいつもこうなりますよね。

でも、これではなかなか解決しない。じゃあどうすればいいのか?

「横軸(チーム力)を絡めたマネジメント」を活用する

・課題A:人が辞めて代わりの人が採用できない
・対策1:A店だけでなく本社も採用活動をサポートする
・対策2:忙しい時は(採用できるまで)、順番に各店1名がA店にヘルプに行く

・課題B:営業の成約率が悪い  
・対策1:店長の指導の方法を変えてみる
・対策2:成約率の高い他店のスタッフがA店のミーティングに参加してして成約率アップのサポートをする

縦軸と横軸をミックスすると、こういったアイデア・結論が出てくるわけです。

全然違うと思いませんか?
各店の報告会だけだとなかなかこういう話にはなりませんからね。

お互いの個性を活かし、総合力で前に進むこと

横軸を活かす…組織力を活かすとはお互いの個性を活かし、お互いが協動して総合力で突破すること。(組織力強化とは個性を潰すことではない)。

このミーティング、最初はぎこちなくても、みんなが逃げ腰でも(笑)、小さな成功を繰り返せば「協力すれば突破できる」という自信を持つようになります。

「お互いの個性を活かし、1人の個人で突破できない課題を協動して突破できるチームを作りたい」
そんなリーダーは横軸を生かした全社視点のミーティングにトライしてみてくださいね。

 

【今日の質問】

横軸でサポートする仕組みはありますか?

 

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