ミーティング矢本の流儀BLOG

リーダーにとってメリットのあるミーティングとは?

こんにちは!ミーティングコンサルタントの矢本です。

今日は都内で夕方から講演、昨日は名古屋で仕事でした。
昨日のクライアントさんは建設会社の幹部メンバーでちょっと強面なのでミーティング進行も緊張します(笑)
(みんなが書いている間にパシャリと(笑))

160723 ダイワ

今回のブログでは、普段ミーティングをすることで参加者(部下)の人材育成とどうつなげていくのか?をお伝えすることが多いですが、
今回はリーダーや経営者にどんなメリットがあるのか?という事をリーダー視点で書いてみたいと思います。

多角的に見ることで本来の姿を正しく見つめ経営判断ができる

リーダーのメリットのまずはこれだと思います。
この重要性を別の例でお伝えしますね。この写真を見てください。

ある商品のある角度。
これで全体像(デザイン・形)が見えますか?

後ろから
じゃあ、別の角度で。

正面 最終
また別の角度で。
ここまでくると見えてきますよね?

上から
そう、こんなデザイン・形をした万年筆です。

全体像
でも、最初のある一方向だけでは全体像をはっきり把握できするのは難しいですよね?
さまざまな角度で全体像を正しく把握・判断できる。

ビジネスも同じです。
決算数字だけで…、誰かのの日報だけで…、自分の思い込みだけで…、誰かの提案だけで…、

一方向だけの情報だと本質が見えないこともある。しかし、瞬間的に違和感は感じるけど本質までは把握できない。

でも、様々な視点をミーティングで一度に集めることで「あ~、その問題はそういうことだったんだね!!」と理解できたり、「へぇ、そんなことを考えてたんだ」とスタッフの考えに驚いたり、「お客様はそんなこと言ってたんだ」など、
自分の持っていた情報+ミーティング(スタッフ)での現場の情報で気づきヒントがになることがたくさんあります。

様々な視点を集められる能力
変化の早い今の時代、いい経営判断するためにも、裸の王様にならないためにも大切なことだと思う。

そもそも自分一人で解決できる時代ではない

僕は一人で「見えること」「できること」には限りがある。
だからチームで協力して仕事をしているわけですよね。
中には、部下の意見は必要ない!!一人で情報を集め、深掘りを徹底的にして本質を見極め、正しく経営判断・トップダウン指示がガンガンできるカリスマ経営者もいるでしょう。

でも、僕はそういうカリスマタイプのリーダーではなかった。
今のSNSは若いものがやったほうが当然早いし、人は増えるより減っていって効率化を求められる。自らプレイングマネージャーとなる場合もある。かと言って僕の時間が増えるわけでもない…。
だからこそ「みんなの視点」「みんなの知恵」「みんなの力」こういうチーム力をミーティングで引き出す努力をしてきた。
そこに自分の考えをプラスしてマネジメントしていました。

自分が一人で頑張るマネジメントではなく、みんなの循環が良くなるマネジメントを目指した。
自分自身の経験からも社員が「指示待ち」ではなく、「主体的に考え動く」ほうが上手くいくと思っていましたから。

参加者からミーティングで情報を集めるためには

まず、一人一人が発言する場を作ること。

そのためには「言いやすい雰囲気を作る。紙(ポストイット)に書かせて、発言する。発言に対して否定しない。」
こういったルールを守って「この件について今後どう考えるのか?なぜそう思うのか?」
ひとりひとり発言を聞けば、各個人の視点を活かした発言(情報)が必ず集められます。
発言に対し、言いたいこと(説教)したいことがあっても、この場は流し、良い発言に集中すること。でないと次回から貝のようになりますから(笑)

みんなの力、みんなの視点を活かしたいリーダーはミーティングで上手く現場の情報を集めてくださいね。

 
【今日の質問】

ミーティングの場で現場の情報、集められていますか?

 
【お問い合わせいただく矢本塾について】

●大阪でミーティング塾(3回基本コース)開催します!
 第3期in大阪 9月スタート決定(9/2 10/9 11/5)   
●リーダー・幹部塾(ミーティング×マネジメント)(5回コース)第2期満員御礼
第3期11月スタート予定