こんにちは~。今日のブログはミーティング塾で塾生さんから頂いた質問についてお答えしますね。
ミーティング塾 第2期の様子
質問
「けっこうウチはーティングをよくやっているんだけど、最近は発言内容が消極的で…どうしたらいいですか?」
イマイチ?きっとしょぼいんですよね(笑)
あっ、でも、よくミーティングをしている会社にあるケースです。
僕が質問したのは
「だんだん消極的になる? 発言した人が実行する人になる、そんなルールになっていませんか?」と。
すると「あっ…、なっています(汗)…」
これでは発言が出てこなくなってしまうのも無理はありません。
だって、参加者から見れば
「自分が発言(アイデア・提案)する」
↓
「採用される。」
↓
「それを自分がやる(押し付けられる)」
これを繰り返していると
「(発言すれば自分がやることになる)じゃあ、自分として負担のないものは?…」
という思考パターンになってしまいます。結果、無難な(しょぼい(笑))発言になり、ミーティング自体もりあがらない。
もちろん発言者が実行する気が十分あればどんどん選任していいと思いますよ!
じゃあ、そうならない場合、これを改善するためには?
僕がクライアント先で行っている実行する人をどう選任するか、コツを紹介しますね。
もし発言した人を実行者とする場合は
実行プランを作るときに本人と他のメンバーと組んでチーム制(2名体制)にします。
特に現場スタッフの場合、通常のルーティンワークに新しい仕事(発言したこと)が追加負担になるわけです。
結果、よくあるのが後回し。
そして、後回ししていることもチームとして把握できない。
そしてなし崩し的に…。
こうなったりしませんか?
1人に任せるスタイルだと責任の所在は明確ですが孤立して結果、後回しされ、それを把握できないことが多い。
なので、孤立・放置を避けるためにも2名体制にする。
「一人が忙しい時はもう一人がサポートする」
「期日に遅れないようにお互いで気にするようにする」
こういうルールでダブルチェックのスタイルです。
発言した人→実行者にしない
別の考え方として、発言して採用された人を「実行者」ではなく、「管理者」にする。
実行者とは「実行作業そのものを自らする人。」
管理者とは「実行作業をする人ではありません。役割は期日内に実行できるように指示・管理監督する人」です。
この違いわかりますか?(大切なポイント)
つまり管理者の場合、監督です。誰に実行してもらうのか?という権限も含めて与えます。
自分が実行してもいいし、ほかの得意な人に実行をお願いしてもいい。もちろん実行を依頼された人は基本協力する。
(注意点:管理者を選ぶときは「誰が管理者になったらうまくいくか?」という視点で選任することが大切です)
いかがですか?
「発言者=実行者」を避け、アイデアに集中できる二つの方法を紹介しました。
これによって発言側の負担は大きく変わってきます。
実務的・精神的な負担・不安を取り除くことで、安心して発言(アイデア・提案)できること集中できようになりますよ。
【今日の質問】
発言する人と実行する人を時々分けていますか?
言ったんだから、言った人間がやれよ!ではなく、
良いアイデアが出たから、チームで協力・実行して成果を出そう!
こういうチームをミーティングの場を活かして創っていくださいね。
【お問い合わせいただく矢本塾について】
●ミーティング塾(3回コース)第3期(8月スタート予定)
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