こんにちは!ミーティングコンサルタントの矢本です。今日は知っているかどうかで成果に大きな差が出るミーティングでの質問の技術について。
例えば、予算や目標に向かっていく中で順調ではない場合、何か課題がありますよね。
(例えば「集客」「売上」「人員不足」…などなど)
それを解決しようと話し合いの場(ミーティング・会議)が行われる。
そして、その課題に対して解決策をみんなで書いて出し合う時、
基本の質問は
「(解決するために)今後、みんなでどんな改善をしていけば良いか?」
と未来視点で質問すると効果的だということを過去のブログでも紹介してきました。
ダメなのは
「なんで売上が悪いんだ?」「」人員を工夫して何でできないんだ?」
これは終わった過去視点での質問です。
組織で話をする場合、過去の失敗からことから建設的な話を生まれにくい。
理由は誰も責任を取りたくないからです。
詳しく知りたい方はこのブログから。
ここまでは大丈夫ですね?
この質問
「(解決するために)今後、みんなでどんな改善をしていけば良いか?」
だけだと実は…うまく話がまとまらない場合もあります。
あるレストランでのミーティング事例をお話しますね。
参加者は調理メンバー、ホールスタッフメンバー(料理・飲物を運ぶ係)、キャッシャーメンバー(電話・会計)。
テーマは集客。「みんなでどんな改善をしていったらよいか?」質問する。
すると…
調理メンバーからは「そりゃあ、ホールスタッフがもっと接客技術を磨いてお客様と会話すれば…」「キャッシャーはもっと…」
ホールスタッフは「キャッシャーがもっと予約の受け方を効率的に考えてくれば…」「調理スタッフももっと…」
キャッシャースタッフはは「美味しい料理を作ってくればお客様は来ると思います…」「ホールスタッフももっと…」
…
どう思いますか?
確かに改善策は出ています。
でも、これではうまくいきそうな感じしませんよね?
なぜか?
みんな「あっちが頑張ってくれれば…」という視点の解決策しか出てないからです。
裏を返せば「自分達はこのままで(変えたくない)」という状態。
改善点のなすりつけあい…これではうまくまとまりません。
じゃあ、どう進めていくのか?
もう一つ質問するんです。
「あなた達の部門(またはあなた自身)で新たに出来ることは何ですか?」
それを書いて欲しい、と。
写真はイメージ画像です(本文とは関係ありません)
まずは「自分が変わる」。
つまり「組織の問題を他人事にする文化」が変わらない限り、組織における問題はなかなか解決できません。
でも、課題に対し「自分の出来ることは…」という発言がミーティングで出るようになったらしめたもの。
普段の職場の会話でも出るようになって組織は課題に対しどんどん前向きな会話が溢れるようになります。
組織の問題に対し「できない理由」のオンパレードではなく、
「(自分たちの)できる方法・解決策を考える文化」ができれば、
最強のチームに向かっていきます。
普段の会話から…は難しいので、まずはミーティングの場から。
試してみてくださいね~。
【今日の質問】
解決策に「自分の出来ること…」はありますか?
こういうファシリテート(司会進行)ができる塾を新年度から開催します!
【ミーティング塾 開催(全3回コース)】(最大12社→残り6社)
社内で司会進行役の上手な社員を育てたい経営者、自分のチームを活性化させたいチームリーダーや顧問先のミーティング・会議を良くしたい士業の方向けです。
「現場を巻き込み成果・人材育成を兼ねたチームミーティングの基本術」単なる研修と違い実戦形式の研修なので確実にスキルが身につきます。
詳細はコチラから
【リーダー・幹部塾(全5回コース)】(最大12社→残り1社)
昨年(第1期)一般告知せず、満席となった「リーダー・幹部塾(第2期)5回コース」の第2期を5月からスタートします!
この塾は「現場を巻き込み成果・人材育成を兼ねたチームミーティング基本術」、幹部として「組織の通訳となり結果を出すマネジメント術」一度に両方同時に身につけられる塾です(代表・幹部(候補)限定)
詳細はコチラから