先日、取材を受けて感じたことをブログで紹介します。
取材いただいたのは診療所の経営情報誌「クリニックばんぶう」(月刊誌)。
「院内外を活性化するミーティングの極意」という特集内容でした。
「なぜ医療業界でミーティングという企画を考えられたんですか?」
僕が質問したところ、担当者曰く「ベテランスタッフと若手スタッフのコミュニケーション」「院長先生に話がしづらい」…
こういう問題は以前からありました。しかし、世代交代で若手の院長先生が増えてきて、業界全体も競争が激しくなって従来のやり方(一方通行の社内会話含む)では生き残れないんじゃないかという危機感を持つ若手経営者も増えている。
だから、今回の企画につながったとの事。
聞きながら僕も「なるほど」と感じました。
そう「従来のやり方が通用しない時代」。他業種の事例もたくさんありますよね。
例えば飲食業界。
ホテル出身の有名なシェフが起業して念願の自分のレストランを持った。
マネジメントの経験が少ない職人気質のシェフは考える「美味しい料理さえ作れば、お客様は来てくれるはず」と。
右肩上がりの時代、バブル時代、周りと同じことをやっていても美味しければ流行る、昔はそれでうまくいった。
でも、現代は?
美味しくても流行らず、つぶれていくお店だって多いですよね。
だって、独自の価値を提供していくこと。また、集客に向けてのリサーチや実際の集客活動、お店の雰囲気作り、接客・サービスレベルの向上、お客様の声を集める事…
料理長一人の力だけではできない大切な要素がたくさんあります。
そう、リーダー一人の力だけで全てが解決できる時代ではない。
知識、経験、技術、実行力、スピード、伝える力などの様々な要素を併せ持ったよっぽど優れたカリスマ経営者ならできるかもしれない。
でもほとんどの普通のリーダーは全て自分で見て、トップダウンで仕切る事には限界があります。
だからこそ、現場のスタッフの主体性を引き出し、考動できる人材育成することが必要な時代。
ウチの業界は特殊で…
「先生の理屈はわかります。でも、うちの業界は特殊で…」「衰退産業で…」
初めてのクライアント先のミーティングでたまに出てくる会話です。
確かに特殊な業界はたくさんあります。
あなたの業界もそうなのかもしれない。
でも、僕も様々な業界を拝見するのかで「特殊じゃない業界」なんて逆にありません。
そして僕のクライアント先を含む会社で、特殊な業界の中でも儲かっている会社は確実に存在します。
そういう会社は業界のせいにしたりしてしません。
そう思ませんか?
ミーティングや会議でそう言っている限り言っている限り、前には進まない。
業界の状況を言い訳せずに「自分達のできる事は?」と仲間と知恵を絞り、チャレンジする文化。
課題解決をして前に進む社員をミーティングで育てる文化。
もし変えていきたいなら、こういう事が必要だと思います。
(自分自身にも言い聞かせながら)
「自分達の職場の未来は自分達で創ろう!」
≪今日の質問≫
「業界の事情」で片付けていませんか?
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