ミーティング矢本の流儀BLOG

業績好調の組織は「決まった」でなく「決めた」(ミーティングの方法)

今日はミーティングで何かを決めた時、参加者の使う言葉で成果が大きく違ってくることを紹介してみようと思います。

採用理由

例えば、問題解決のミーティングや会議をしたとします。まずアイデア出し合う、そして意見交換しながらどの方向でいくのか?最後に決めます。多くの場合は意見が分かれるので、最後に誰か(おそらくリーダー)が決めますよね?
このミーティングの後、成果を出す組織は「決まった」ではなく「(自分達で)決めた」という言葉が出てきます。

「決まった」と「(自分達で)決めた」違いは?
人が決めた事をアピールする場合は「〇〇さんが決めた」と言ったり、みんなで決めたことをアピールする場合は「(みんなで話して)決まった」という言葉を使います。
でも自分自身で決めた場合、使う言葉は「(自分で)決めた」ですよね?
つまり、自分以外の人(例:リーダー)が決めたのに「(自分達で)決めた」という言葉には「自分も決定に責任がある!」と考えないと言えない言葉なんです。

①「リーダーが(勝手に)決めた」(他人ごと(責任回避)に感じる言葉)
②「(みんなで話して)決まった」(普通の参加者(少し責任回避)が使う言葉)
③「(自分達で)決めた」(当事者としての責任感を感じる言葉)

意識が言葉に表れていると思いませんか?
どの言葉が組織としてうまくいくか?当然③ですよね。
異なる価値観が集う集団の場(ミーティング・会議)での決定ポイントは参加者が「決まった(他人事)」ではなく、「決めた(自分事)」という意識を持つかがすごく大切です。

でも、本当に他人が決めたんですけど…?
人の決定に納得できない場合もありますよね。仮に意見交換したけど最終的に採用されなかった。だったら「あなたの提案(発言)が魅力的ではなかったから採用されなかった。だから最後はこの決定に納得している」と考える方がいいと思います。
もし「採用しなかった上司がバカで済ませたら…そんな組織文化で会社が上手くいくでしょうか?そして、あなた自身が将来上司になった時、同じことを言われると思います。
僕の経験上は上司と部下の意見が割れた場合、上司の方がより確実に良い判断をしています。(でも、知識、経験の浅い部下はわからないんですね。)

上司が採用しないのは、あなたの提案不足です。
あなたの提案が本当に素晴らしかったとしたら…きっと採用されます。だから最後にはあなたも賛同して「(自分達で)決めた」と決めて行動してみる。
逆にそういう組織文化を創れば、どんな問題も必ず解決できて目標が達成できるはずです。
あなたの会社の成功を祈っています。

「自分達の職場の未来は自分達で創ろう!」
あなたはミーティングの決定事項を
 「決まった」と思っていますか? 
 「(自分達で)決めた」と思っていますか?