今回は研修で質問もらったことをブログで紹介。
(その企業さんと本人には了承もらって書いています)
研修の休憩中に天気の良い外での1枚
ある企業でミーティングの方法を研修していた時の質問。
「その件は聞いていないなかった。きちんとみんながいる場で共有してもらってないんですから、協力のしようがないですよね?」
「ね、矢本先生!?」
(お、、ここで僕に同意を求めてきた、、)
情報共有をしていない側に問題があり、悪いですよね…そんな流れです。
一般的には「伝えていない方(発信側)が悪い」という風潮が多いこのことについて、
今回は逆の視点「受け手」に対する僕の考え方を書いてみますね。
僕は「情報共有していない側が悪い」「そもそも聞いていない」
とすねるのではなく、
「あの人にはこの件を話しておこう」と言われる人を目指してもらいたい!
僕はあえてそう答えました。
あ、少し補足すると
「あの人に言っとかないと、すねるし、めんどうだから言っておこうか…」
という後ろ向きな理由ではなく、
「あの人には話しておこうよ!きっといい話になるから!」
こんな感じで前向きに話が来る人、良い影響力のある人になってもらいたい!
そんな期待を込めてということです。
実際、どんな人が周りから情報が集まるか?
と、自分の経験やクライアント先を見ていると…
①最後まできちんと話を聞いてくれる
②前向きに賛同してくれる
③問題あれば改善提案をくれる
④場合によっては行動レベルで協力してくれる
こんなタイプの人には、話が集まってきていると思います。
でも、ここまでのレベルの人もそんなに多くはないですよね。
じゃあ「今は影響力がないし、情報が共有がない人はしょうがない…」
そう感じている人は本当にしょうがないのでしょうか?
それとも共有していない相手が悪いのでしょうか?
僕はここにも課題(成長のチャンス)はあると思っています。
僕が感じる課題は
「自分から情報を取りにいく意識が薄い」こと。
もっと言えば「相手が(共有)することが普通でしょ」という完全待ち姿勢。
(待ってもずっと来ないよ~、と)
例えば、選挙を例にあげてみると、
「候補者がどんなことをしたいのかが見えないから、誰に投票していいかわからない!」
完全に待ちで受身姿勢ではなく、
「選ぶ責任を持つ一人として、立候補者がどんな人なのか?どんなことをしたいのか?ネットで調べてみるか」
そういう視点や主体性が欲しいということです。
(例えが極端かなぁ、伝わっていると嬉しいのですが)
伝えたいことは
「会社がもっとこうすべき!」
「上司なんだからもっとこうすべき!」
いつも「誰かがしてくれるべき!(受身)」「情報は共有しない側が悪い!」という思考パターンより、
「調べる」「積極的に質問する」自分から動く意識も大切では?ということです。
立場を変えて考えてみて、あなたが上司の立場だったら…
「受身」より「主体的」な部下の方が欲しくないですか?
そして何より、他人に求めていても
「最終的に人生全ては自己責任」となって戻ってきますからね。
どっちが悪いというより、自ら主体的に情報収集や質問して、結果として周りに影響を与える人と目指そう!
お互いの努力で成果は相乗効果となる。
質問でお答えしたのはそういう内容でした。
社内の情報共有についてのヒントになれば嬉しいです♪
【今日の質問】
情報を共有されていない時、どう行動しますか?
【矢本塾について】
●ミーティング塾(3回)コース5期 募集中です!!
内容:異なる集団を短い時間でまとめるミーティングスキルの基本コース
●リーダー塾(5回コース)5期【9月スタート予定】
内容:ミーティング術&周りの力を引き出すリーダー術
ツイッターでも色々つぶやいています。
ここからフォローしてくださいね。