「すべての参加者が活発な意見交換が行われるミーティングがしたい。
そのためには?」
リーダーからよく頂く質問です。
発言する側の問題もありますが、ひとつのポイントは「発言しやすい雰囲気かどうか」です。
今日はこの「発言しやすい雰囲気」にフォーカスして紹介したいと思います。
発言しやすい雰囲気とは?
つまり、「参加者の聞く力」がどれくらいあるか?です。
多くのミーティング・会議を見てきた僕の感想はきちんと雰囲気づくりができている会社は1割~2割です。
少ないと思いませんか?
「人の話を聞く聞く」…一見当たり前の事が意外にできていないことが多いんです。
・ミーティングを今まであまり行っていなかった職場
・一方的にリーダーが話して意見交換がなかった職場のミーティング
・普段機会の少ない不慣れな人に参加してもらう場合
特にこういった職場では「発言しやすい雰囲気(ミーティングルール)」を作る事が大切です。
ミーティングで発言しやすい雰囲気4つのポイント
どのようなミーティングにおいても基本的ルールとして、ブレインストーミング(会議手法の一つ)のベースとしたものをおすすめします。
それをアレンジしたルールはこの4つ。
- 量を重視する(可能性をどんどん広げる)
- どんなアイデアもOK(既成概念を壊す)
- 否定しない(自分の価値観を押し付けない)
- 最後まで聞く(自分の言いたいことを先に言わない)
どうですか?あなたの会社のミーティングや会議はどれくらい雰囲気づくりできていますか?
写真はクライアント先(カネマツさん)で僕も発言しているシーン
みなさん「聞く力」高いです。
さらに発言しやすい雰囲気を作るためには?
そして、さらに発言する側が盛り上がる雰囲気作りにするためには参加者が全員、発言に対して下記のルールを徹底してみてください。
5.うなづく(正解・不正解はないという考え方)
6.それぞれのアイデアに全員が「いいね!」と言う( 〃 )
チャレンジしてみると更に雰囲気が良くなり、参加者から発言を引き出せることは間違いありません。一度試してくださいね。
「聞く力」はマネジメントだけでなくコミュニケーションにおける必須のスキル
結局のことろ「雰囲気が良い」=参加者の「聞く力」能力が大きく影響します。
・スマホを見ながら話を聞く
・他の人とヒソヒソ話をして聞いていない
・頭ごなしに相手を否定する
・発言の中身ではなく、相手を打ち負かすことにこだわっている
うまくいっていないミーティングや会議ではこんなことが当たり前に行われています。
あなたが発言している時にこんなことが起こったらどう思いますか?
これでは発言がする気が起きなくなって当然ですよね。
そしてミーティングに限らず、僕たちは社内の仲間、社外のお客様、プライベートなど様々な場でコミュニケーションしています。
コミュニケーションとは話す人(発信)がいて、聞く人(受け手)がいる。
なので「聞く力」を高める事はすごく重要だと思うんです。
人はきちんと聞いてくれる人には話をしたくなるもの。
聞く力は能力とかの問題ではなく「自分がされて嫌なことは相手にしない」。
こんな基本を守るだけでも聞く力を高める事はできるはずです。
ビジネスリーダーにおける「聞く力」とは「引き出す力」にもなります。
相手から発言を引き出せないリーダーはどうなるか?
「裸の王様」ですよね。
「裸の王様リーダー」にならないためにも、発言がない!と怒る前に発言しやすい雰囲気作りはできているのか?
確認してみてくださいね。
まずはミーティングから少しずつ…が、やがて職場にも大きな変化となります。
「自分達の職場の未来は自分達で創ろう!」
では、今日も素敵な1日を~。
あなたのミーティングの場は発言しやすい雰囲気ですか?