「忙しい中、社内でミーティングや会議をする必要あるの?」
「そんな暇があったら、1件でもたくさん営業活動した方が売上につながる」
「少しでも早く仕事をした方が早く帰れる」
そう考えている人も多いと思います。
だって社内の人間が集まって行うミーティングや会議は目に見える生産的な活動ではないですよね?
だから必要を感じない人も多くいるわけです。
じゃあ、ミーティングや会議は必要のない時間なんでしょうか?
ミーティングの価値を例えるなら「刃を研ぐ時間」
「チーム(組織)の方向性はどこに向かっているのか?」
「目の前の大きな課題は何か?」
「その重要な課題を協力してどうやって克服するか?」
様々な価値観を持ち、ほっとくと目の前の仕事の忙殺されてしまうのが普通。
その部下を一堂に集め、忘れがちだけど大切な少し先(未来)の事を話し合う。
いわばミーティングは
組織の未来を創造する時間であり、
表現を変えれば、組織の刃を研ぐ時間です。
刃を研ぐ時間とは‥?
イソップ童話の木こりの話とミーティングの共通点
(イソップ童話より)
ある日の朝、旅人は山の中を歩いていました。
奥深い森の中、汗を流しながら一生懸命に木を伐っているきこりを見かけました。
そして夕方、同じ道を戻ってみると・・・、朝と同じ場所で、玉の汗をかきながら一生懸命木を伐り続けているきこりがいました。
でも、あんまり作業は進んでいないようでした。
旅人は足を止めてよくよく見ると、きこりが使っている斧の刃は、ボロボロでした。
そこで、きこりに声をかけました。
旅人:「きこりさん、精がでますなぁ。でもあんまり作業は進んでないみたいですね、一旦手を止めて、斧の刃を研いだらどうですか?」
きこり:「旅人さんよ、なに言ってるんだよ、刃を研ぐ時間なんておいらには無いんだよ、木を伐るのが忙しくてさ・・・。」
あなたならはどっちを選びますか?
七つの習慣とミーティング
ビジネス書でもあり、自己啓発書でもある有名な本「七つの習慣」の中でも「刃を研ぐ」というキーワードで自分を振り返る重要性を説いています。
一部抜粋すると…
「刃を研ぐことは、自分の人生に対してできる最大の投資」
ここでは個人に対して刃を研ぐ重要性を説いています。
でも、僕は個人だけではなく組織(チーム)も同じだと思います。
組織に置き換えれば「刃を研ぐことは、組織の未来に対してできる最大の投資だと」
ミーティングは組織(チーム)での「刃を研ぐ時間」。
この刃を研ぐ時間は一見、生産的に見えない。
でも、やるかやらないかでは必ず未来に大きな影響を及ぼすものです。
あなたの組織をより良いものにするために、どんな投資をしているのか?
(していくのか?)
時間を確保するだけで大きな違いがるはずです。
「自分達の職場の未来は自分達で創ろう!」
では、今日も素敵な1日を~。
あなたの組織では「刃を研ぐ時間」はありますか?