自分の部門のことを考えると大変だけど、お客様のこと、会社全体のことを考えたらチャレンジしたほうがいい
そんなアイデアや判断が思いつくときありますよね?
こんにちは!ミーティングコンサルタントの矢本です。
今週も埼玉・名古屋・熊本・東京…各クライアント先を回りながら、どこでもドアがあったら…、と本気で思うときがある。
それはそれできっとさらに忙しくしてしまうような気もするなぁ(笑)
それはさておき、今回は全社的な視点で進めていくミーティングについて、事例紹介しながら書いてみますね。
今年からお手伝いさせていただいている福井県のクライアント先、
印刷・看板・図面加工・WEB制作を扱う㈱ホーコーズさん。
社長も含め平均年齢も若い会社さんですが、取引先は行政の仕事も含め地元で根を張って確実な営業をされています。
僕がお邪魔するまでのミーティングは?というと社長と部門別ミーティングが中心。
そこで今回お手伝いさせてもらうにあたって幹部(候補)を集めてのミーティングを提案して、僕が司会進行させてもらっています。
先週もその幹部を集めてのミーティングでした。
第1回目の様子
会社をよくしたいという想いのある番場社長は後方右から2番目
営業部門・制作部門・ネット部門・総務部門…各部門の若き幹部が集合。
参加者にとって、今までの部門別ミーティングと何が違うのか?
今までは部門ごとのミーティングだったら、自分の部門のことだけ考えれば良かった。
報告もアイデアもチャレンジの判断基準も「自分の部門にとってどうか?」になってしまう可能性も高い。
今回、リーダー(各所属長)に求めていくのは「社長(全社)視点」です。
社長(全社)視点とは?
みんなから出てきたアイデアや提案に対し
「これは自部門にとっては大変そうだなぁ」という狭い視点での判断ではなく、
「会社全体やお客様にとってはいいことだ」という判断・協力ができる社長的(全社)視点です。
「様々な部門が今より一歩踏み込んで協働していく文化を創ること」と、
「視点の高い社員を育成すること」が幹部ミーティングの目的です。
具体的にはどうするかというと
ミーティングの中で今後の方向性を決定(どのアイデアを採用するか?)の時、
僕はひとりひとりに質問します。
「もし、自分(あなた)が社長だったら、どう判断するか?」
つまり、
「自分の部門を守る」という視点を置いておいて、
「全社視点でのベストを判断する」と視点を変えて考えると…
見方や判断が変わってきませんか?
もちろん、実際に社長になれる人は少ないし、そんなことは分かっている。
でも、自分なら?と視点を変えて考えることはできます。
どっちの視点で考え行動した方が個人の成長が大きいか、は明確ですよね?
もし仮に部門別ミーティングでこの考え方を応用するなら
一般社員に対し
「もし、あなたが部門長(リーダー)なら、どう判断しますか?」です。
参加したスタッフのミーティング後の感想
一人一人の判断と理由を発表して、最後はリーダーが決める。
でも、面白いのはこういった経験を通して繰り返していくと、「会社決定」に関わることで気持ちが実行に向かいやすくなります。
違うスタッフの感想
でも、ひとつわがままを言わせてもうと…
福井県、せっかくいい所なのに意外に遠い…(笑)
(場合によっては飛行機で北海道や沖縄行くほうが早い)
「どこでもドア」が無理なら
北陸新幹線 東京⇔福井の開通!!頼むーーー!!
という、独り言(願い事?)でした。
なにはともあれ、ホーコーズさん、これからが楽しみです♪
自分が社長だったらどう考動するか?
そんな視点で考えてみる、そんなミーティングもお勧めです。
【今日の質問】
自分より上の肩書きの視点で考動していますか?
【矢本塾について】
●リーダー・幹部塾(5回コース)第4期 冬開催予定
●ミーティング塾(3回基本コース)第5期 冬開催予定
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